2010年07月04日

22 花鳥、32歳の誕生日(鬼怒川3)

水位:3.23m(佐貫(上)) 0.94mm(小佐越) 0.86m(原) 気温:xx℃(塩谷)
天気:曇り時々晴れ 区間:道谷原取水堰〜観音橋(x.xkm) 所要時間:約x時間
メンバー:花鳥、G君、ぽんさん(回送)、後輩1号&川太郎&川次郎(回送)


 今日は花鳥の誕生日です。32回目です。
 明け方まで雨が続き、やや肌寒いほどだったのが嘘のように雲は薄くなり、気温も上がってきました。さすが強運の星の下に生まれた花鳥というべきか。まあ、昨日クルマをパンクさせてたけど(笑)。楽しい一日となりそうです。

 朝8時半にぽんちゃんが到着。さて今日はどこを下ろうかなという話になりましたが、女性陣二人にこの川はまだ危ないでしょう。大渡橋より下流なら何とかなると思いますが、沈脱すると岸に辿りつくまでが大変なので、ダッキーのほうが望ましい。ただ嫁さん曰く、その快適さに甘えてしまってカヤックに乗らなくなってしまうかもしれないのが怖いらしく、ダッキーにはあまり乗りたくないそうな。最終的に、G君を加えて昨日と同じ籠岩コースとなりました。女性陣と子供たちは回送です。

 道谷原取水堰が全開なのは昨日と同じですが、 堰堤が水を被っていませんでした。

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 放水量も、心なしか、減っている気がします。これなら渡れるかもしれない。

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 思い切って近付いてみましたが、やっぱり1mくらい盛り上がっていて、とても渡れそうにありません。減っていると感じたのは、気のせいだったのか。
 戻ろうとしましたが、エディーの流れが強く、どんどん上流に向かって流され、本流に吸い寄せられていきます。
 出られません。このまま流されると「エクスプロージョンウェーブ」に放り込まれてしまいます。マズい。何とか水際で食い止め、エディーラインに沿って流れましたが、再び上流に運ばれてリプレイ。これは超マズい…。最下流から引き戻される際に、タイミングを見計らってフェリーグライドで脱出を試みる。もちろん鬼漕ぎです。これで失敗したら間違いなく力尽きて心が折れるでしょう。二回目はない、というつもりで漕ぎ、本当にギリギリのところで出られました。めちゃめちゃ危なかった…。

 君子危うきに近寄らず、です。

 おとなしく、昨日と同じ側流からスタートしました。昨日よりだいぶ川幅が狭まり、浅くなっています。やはり水量自体はがくんと減っているようです。合流した本流も、昨日のような圧倒的な迫力は感じられませんでした。この周辺の水位でいえば、おそらく30cm以上はダウンしているかと思われます。

 籠岩手前の水道橋まで来ました。ここは今日現在の水量では5又に分かれており、左岸から3本は籠岩の瀬へ、右岸から2本は籠岩の瀬より下流で滝となって合流しています。花鳥の要望通り、右岸の側流へ入りました。

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 こっちルートは私は初めてですが、花鳥は経験済みらしい。まもなく堰堤が現れました。

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 昨日と違ってギリギリまで近づけますが、上陸して下見するところはありません。右から2/3は滑り台状に落ちていますが、最後にもう一段段差があって、巻いているように見えるので避けた方がいいでしょう。左1/3は岩盤の上を水が流れていて、半天然な作りですが、流れが複雑でこれはこれで危ない。



 私は途中で乗り上げて座礁した程度で済みましたが、花鳥はひっくり返って流され、手の甲を擦りむいていました。うわ、痛そう…。せっかくの誕生日なのにかわいそうに…、と思っていたんですが、こんなの全然大したことなかったわというくらい後でひどい目に遭うとは誰も思ってもみませんでした。

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ニックネーム ラナ父 at 06:27| Comment(4) | 関東>鬼怒川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月03日

21 道谷原取水堰、ゲート全開!(鬼怒川2)

水位:3.16m→3.19m(佐貫(上)) 1.20m(小佐越) 1.15m(原) 気温:xx℃(塩谷)
天気:曇り一時雨 区間:道谷原取水堰〜観音橋(x.xkm) 所要時間:約x時間
メンバー:花鳥、後輩1号&川太郎&川次郎(回送)


 梅雨に入ってしばらく経ちましたが、都心や自宅周辺(川崎市)では大した降雨がありません。今年は関東は空梅雨かなあ、なんて思っていたんですが、那須、日光、尾瀬、谷川岳や秩父などではかなりの量が降っていたようで、今週末は関東地方のメジャー河川はほぼ軒並み増水。久しぶりによりどりみどりの状態になりました。

 個人的には群馬が狙い目だったんですが、今週末は花鳥の32回目のバースデーという特別な日だったりします。したがって主役たる花鳥の希望に沿うつもりでおりました。はじめはJFKAの関東大会に備えるべく御嶽で、という話もしておったんですが、最終的には鬼怒川で、というご託宣を賜りまして、一路高徳を目指す。

 集合時間の11時、既に到着しているはずの花鳥から電話がかかってきました。

 「ごめーん、もう今市に入ってるから、あと10分くらいやわ」
 「いやいや、川、すごいことになってますよ!」
 「えっ、なんで? だって佐貫(上)の水位は前回と一緒くらいやったやろ?」
 「そうなんですけど、すごいんですよ! とにかく早く来て下さいよ!」

 中岩の道谷原堰堤(※注)下に到着。

「めちゃめちゃ水出てますよッ。佐貫(上)の水位って、アテにならんのですねー…」

 堰堤から溢れ落ちる水量は前回より多少多い程度ですが、地鳴りのような異様な轟音がします。さらに川に近付き、堰堤全体が見渡せる場所に出ると…。
 あいやー、ゲートが全開です! すっげえ勢いで出てます!



 辺りに響き渡る重低音の正体はこいつでした。想像を絶する水勢に、不規則な破裂を繰り返す「エクスプロージョンウェーブ」が連続しています。水量は60トン、70トン、いやもっとあるかも。
 経験則ですが、増水した時ヤバくなる川(瀬)には、勾配がきつい、川幅が狭い、巨大な岩が多いといった特徴があります。この三要素で考えると、籠岩の瀬が若干当てはまるかもしれません。

 「なぁ、ちょっとヤバない?どないする?」
 「大丈夫でしょ。長瀞と一緒で潰れてますよ!」

 慎重な性格の花鳥にしては珍しい発言です。普段とは発言の主体が逆な気がしますね。ムダとは思いつつ、奥さんに勧めてみましたら、殺す気か! と言われてしまいました。ここに来る当初、ダウンリバーは奥さんに譲り、私は回送&子守役に徹するつもりでした。まあ、龍王峡とか上流部の下見に行ってそれなりに楽しもうという算段はありましたが…。

 というわけで、私と花鳥の二人で漕ぎ出しました。まずはこの放水流を横断できるかどうか。いきなり、超難関です。
 結論を先に言うと、早々に諦めました。だって、横切りたい場所の水面が1mくらい盛り上がってて、漕ぎ上がるのはまずムリだからです。どうしても横切るなら、あの爆裂ウェーブの中に身を投じなければなりませんが、どうしても漕ぎ渡る自信が持てません。
 早々にゲームオーバーかと思いましたが、右岸側にできていた側流がどうやら使えそうです。確か普段は水のないただの川原だったはず。どんだけ増水してんねん、という話です。

 比較的穏やかな流れがしばらく続いた後、水面の切れ目が見えました。堰堤です。ふだんここはそのまま突っ込んでいますが、今日の水量だとキーパーホールが形成されているかも知れません。慎重に近付いて、左岸に上陸しましたが、ポーテージできそうな道が見当たりません。どうやら飛び込むしか道はなさそうですが、堰堤までは緩やかとはいえ流れがあり、迂闊に近付くのは危険です。
 仕方なく、堰の手前ギリギリにある岩に掴まって飛び移り、下れそうなところはないか下見しました。カヤックでこんな芸当はできませんので、花鳥はラナと陸上で待機です。



 下見の結果、左岸寄りは恐れていたキーパーホールの存在を確認。そこから右岸に向かうにつれて滑らかな流れに変化し、中心付近では巨大ウェーブが立っています。その奥はまた滑らかになっていそうですが、よく見えません。キーパーホールの領域を目測で測り、ホールとウェーブの隙間を狙って通過しました。下見ができなかったら危なかったかもしれません。

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ニックネーム ラナ父 at 06:07| Comment(0) | 関東>鬼怒川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月16日

13 放水中の篭岩へ(鬼怒川1)

水位:3.20m(佐貫(上)) 気温:18℃(塩谷) 天気:晴れ
区間:中岩堰堤〜観音橋(x.xkm)所要時間:約時間
メンバー:花鳥、G君、後輩1号、川太郎&川次郎(回送)

 およそ1年と1ヶ月ぶりの鬼怒川。この地域も先週の長瀞同様、新緑シーズンです。空気は凛と澄んで、緑が鮮やかに映えております。

 スタート地点の中岩堰堤からはたっぷりと水が溢れております。この篭岩と呼ばれる区間、1年のほとんどの期間は水がなくて死んでいるのですが、4月〜5月中旬ごろ限定で、一時的に本来の姿を取り戻します。

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 ここで聞いた話によると、放水は今週で終わりみたいです。ギリギリ間に合ってよかった〜。

 最初の堰堤



 また、去年よりだいぶ水量が多かったようで、底を擦りまくった場所も快適に下れました。

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 篭岩の瀬。

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 篭岩の下のウェーブホールでスピン練習。

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 分流が戻ってくるところで担ぎ上げ、下りました。なにげにこの区間で一番楽しいところかも。



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ニックネーム ラナ父 at 06:19| Comment(5) | 関東>鬼怒川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする