2010年04月25日

8 湯西川水没エリア再訪(湯西川2)

水位:0.14m(一ツ石) 気温:14℃→12℃(五十里) 天気:快晴
区間:フリウギ沢〜赤下(4.xkm) メンバー:G君、後輩1号、川太郎&川次郎(回送)


 先週17日土曜日には観測史上最遅と言われる降雪があり、かと思えば、今週水曜日には最高気温25℃という夏日を観測したりと、最近は春といっても冬と夏が交代で来ているみたいで、寒暖の差が著しく激しい。
 で、やっぱり風邪を引いてまいました。それも私だけでなく、川太郎まで洟をズルズルいわせております。こんなんで週末を潰されたらかなわんと、私は気合で治しましたが、川太郎はまだちとビミョー。仕方なく今週末の遠征は中止することに決めました。
 川太郎を連れて家の近所を散歩。外は雲一つない青空が広がり、汗ばむほどの陽気。やっぱり川に行っときゃよかった…と後悔の念がひしひしと押し寄せてくる。…これだけ暖かい好日なら大丈夫だろう!? と逆転判決を下し、結局のところ川へ。

 行き先の第一希望は湯西川。その下流域は、来年にはダムの底に沈み、未来永劫下ることができなくなります。雪解けシーズンが終焉を迎えると水量ががくんと減り、漕ぐチャンスがかなりの部分失われてしまうので、いま、漕げるうちに漕いでおきたい。

 9時半に出発しましたが、不思議になことに渋滞はほとんどなく、所要時間3時間で道の駅湯西川温泉に到着してしまいました。
 道の駅で待ってもらっていたG君と合流。すでに早朝に日光に入っていた彼は、川俣ダム上流部の鬼怒川本川を偵察してきたらしい。
 ここで昼食。そばがうまい。

 出発は14時過ぎでした。出だし早々に、桂川の「ともだち」のようなフレンドリィなホールを発見しました。ずっと回っていられます。時間に余裕のあるなんか、1時間くらい遊んでいたいかも。

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 本日の水位計の数値は前回よりも2cm低い0.14m.ダッキーだと、かなり読み込まなければ底を擦らずに漕ぐのは難しいレベル。一方で、天気の影響もあると思いますが、透明度は前回よりアップしている印象を受けました。陽射しを浴びて、エメラルドグリーンに輝いております。
 県道付け替え工事でトンネル掘りまくってるのに、この透明度を維持できているのは奇跡としか言いようがないですね。

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ニックネーム ラナ父 at 01:23| Comment(4) | 関東>湯西川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月03日

★5 消えゆく清流(湯西川1◆89)

水位:0.16m(一ツ石) 気温:1℃→10℃(五十里) 天気:晴れ時々曇り
区間:仲内〜赤下(7.4km) メンバー:ソロ(ラナ)

 今週末も、自由時間をいただきました。今回は17時まで、です。
 これだと、多少の遠出が可能で、また、初めての川でも問題なさそうです。ただし今回も独りなので、難度の高そうなのはNGではありますが。

 候補として有力なのは、日光方面、男鹿川と湯西川です。男鹿川は3/21に渓流釣りが解禁したばかりで、快適に下れるかビミョー。湯西川の解禁日は4/4(日)なので滑り込みで間に合う。
 どちらも水量が微妙に足りない感じでしたが、金曜日に降雨があり、湯西川の一ツ石観測所水位は0.2m程度まで上昇。これはもう、湯西川が私を呼んでいるとしか思えない。

 この川には、Acton氏の案内で去年一度訪れているので、コース設定の時間を短縮できるというメリットもありますが、さらにもう一つ、どうしても行っておきたい理由があります。
 この渓流は、来年にはダムに沈み、「消滅」してしまうのです。
 政権交代後に一度見直しが行われましたが、昨年12月25日、最終的に事業継続の判断がなされてしまいました。湛水が始まれば、現在の美しい川相を拝めるのはおそらく半永久的になくなるだろうと思うと、今のうちにこの目にしっかりと焼き付け、また可能な限り記録に残しておきたいと考えたわけです。

 5時に自宅を出て、8時に現地到着。新しくできたばかりの首都高中央環状新宿線を使いましたが、渋谷から板橋までスコーンと抜けられました。どんどん便利になりますなあ。
 湯西川は、xx(標高xxm)を水源とし、旧栗山村内を東に流れ、五十里湖(男鹿川)に注ぐ、利根川水系の一級河川(流路延長22.5km、流域面積102ku ?)です。流域には平家落人の里と伝えられる「湯西川温泉」が有名な観光地としてあります。


より大きな地図で 湯西川(仲内〜赤下) を表示

 ◆下見兼回送

 ところで、国交省関東地方整備局から、「湯西川源流マップ」という興味深い資料が公開されています。詳細な地名と共に、ダム湖として沈むエリアも分かるようになっています。
 前回案内していただいたコースは、フリウギ沢付近が出発点ですが、「失われる区間」を少しでも長く下っておきたいと思い、さらに2.4kmほど上流まで延長しました。平沢との出合の下流で、ダム湖の最上流域になります。

 前回の上林川同様、ラナを連れて徒歩で川沿いを回送しました。ここの県道は、ダンプがひっきりなしに往来し、砂埃が濛々として舞っています。県道付替工事に伴う、トンネル工事や橋梁工事のためです。川の中も部分的にいじくられていて、大きな土管を組んで車両が渡れるようにした仮橋が架けられていました。こっちにとっては危険極まりないストレーナーです。去年訪れた時にはなかったはずでしたが…。
 湯西川は、すでに消えつつあると言えるかもしれません。

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 核心部に到着。去年このあたりは木々が生い茂っていて、川太郎を抱っこしつつ藪漕ぎして、不安定な足元に気を配りながら川を覗き込んだ記憶があります。それがまあ、無残にも丸裸にされ、秘境らしさが皆無となってしまいました。

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 核心部一帯をじっくり観察。それにしても、水、えらい多くないか?
 去年訪れた時の水位は0.08pでしたが、かなり浅かった記憶があります。今朝の水位は昨晩から徐々に減り続けて0.17pでした。下り始める頃にはまだ減るでしょう。10pも差がないのに、迫力にえらい差を感じます。

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 さらに遡上していくと、栗山沢の出合にまたもや土管橋発見。

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 近くの資材置き場には、川に入っているものと同一と思しき土管が並べられていました。直径で2mくらいありそうです。思ったよりかなり大きい。

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 前回出発点のフリウギ沢を越え、さらに上流へ。少しずつ減っていますが、まだ充分に下れる水量があります。

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 堰堤に出ました。仲内ダム(旧湯西川ダム)という名前のようです。湯西川ダム建設に伴い、取水施設としての役割を終え、2006年9月以降ゲートは開放されているようです。ということは問題なく航下できるんちゃうかと思いきや、小さな段差があって、キーパー状のホールができています。突っ込むかどうかの最終判断は川の上でもう一度行うことにして、もう少し上流へ。

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 源流部の山並は未だ雪化粧が施されています。もうしばらくは豊富な水量が期待できそう。

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ニックネーム ラナ父 at 19:12| Comment(2) | 関東>湯西川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする