2010年09月24日

【番外編】目標の100本、達成しました(後編)

 檜枝岐川の鱒滝を落ちて無事にダウンリバーを終えた時、この川を下りきった充実感には満たされましたが、100本目を達成したことに対しては、どこか淡々としたものがありました。
 それは、登り始めた当初は遥か高みにある目標でしたが、いざ手の届きそうな位置に近付くと実は頂上(最終到達点)ではなかったということに、気付いていたからかもしれません。高みはまだ遥か先にあり、100本とはただの通過点に過ぎないと。登り詰めたはずが、逆に頂上を見失ってしまいました。

 ただ、考えてみれば、100本といっても、そもそも日本の河川の総数(うち一級河川で109水系13,989本、二級河川で2,723水系7,084本)に比べたら、九牛の一毛に過ぎません。
 そもそも100本という目標の根拠となったのは、カヌーで下ることを通じて日本全国の川に広く深く触れ合いたいという思いでした。日本全国を巡ったかというとまったく言えないし、深く語れるかというとまだまだ中途半端です。

 終わりなき旅は、まだまだ続きそうです。

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※漕いだ区間が複数都府県に跨る、または県境を流れる場合は、ダブルカウントしています。

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ニックネーム ラナ父 at 21:29| Comment(4) | 【番外編】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【番外編】目標の100本、達成しました(中編)

 100本という構想をいつから抱いていたかというとはっきり記憶していませんが、社会人1年目の2002年末にはすでに持っていたと思います。ホームページを開設した動機の一つが100の川地図を作り上げることだったからです。その翌年にカヌー犬と漕ぐスタイルを選択してからは、ラナと一緒に100本の川を下ることを目指すようになりました。

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 とはいえ最初の頃は、目標に掲げつつも、死ぬまでに達成できればいいや、とのんびり構えていました。
 考えを改めたきっかけは、ラナの寿命を意識するようになったことです。できれば100本目はラナと一緒に迎えたいと思っていましたが、ゴールデンレトリーバーの寿命はだいたい10年と短く、老化が始まるのは8歳くらいと言われています。
 こうして図らずも達成までの期限が設けられることになったため、とくに直近の3年間は「下りたい川リスト」というものを作成し、優先順位を設けることで計画的に数を積み重ね、3年間で35本というハイペースで漕破することができました。

 目標に到達できた要因にはもう一つあって、同じ100本という目標を持ち、先行し続けるKYOKOさんという方が存在したことも大きいです。
 近隣のメジャーな河川を下りつくすと、北海道や東北など遠隔地にでも遠征しない限り、新たに下れる川なんてないやんと思い込んでいました。この時は、あと数年以内に達成できるとは正直思っていなかったんですが、聞いたことのない川をどんどん掘り出して積み重ねていくこの方の小さな背中が、大きな原動力となりました。

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ニックネーム ラナ父 at 20:52| Comment(4) | 【番外編】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする