2010年08月29日

【番外編】夏の終わり

水位:-2.43m(調布橋) 気温:3x℃(青梅) 天気:快晴
区間:御嶽苑地(放水口)〜二俣尾 メンバー:花鳥、後輩1号、くぜ、川太郎&川次郎(回送)

 以前ホタと一緒に下りに来たくぜさんが漕ぎたいとやってきました。今日もだいぶストレス溜まっているみたいです。
 そろそろ奥様は放水口スタートでも大丈夫だろうということで、私はオール回送に回りました。
 ゆっくり下りたいということでしたので、日原川の上流部を下見しようと奥多摩町へ。

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 日原の集落でクルマを停め、急な坂道下りていきましたが、途中で舗装が途切れ、細い山道になってました。川次郎をおんぶして、左手には川太郎、右手にはラナの状態でこれ以上進むのは危険やろということで引き返しました。日原集落より先、渓流釣場までの区間は、公衆トイレ付近でも下りられそうな感じですが、すべて駐禁のため確認できず。またゆっくり時間のあるときに行くしかなさそうです。

 2時間ほどしてテニスコートの駐車場に到着。子供たちは1時間近く車内で寝てましたが、その後川次郎おんぶ、右手にラナの状態で、川に入って遊びました。

 「なつも、おわりだね」

 川太郎は悲しそうです。

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ニックネーム ラナ父 at 06:25| Comment(2) | 【番外編】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月28日

【番外編】ズーラシア

 クルマを修理して30分後、あわただしく出発しました。
 行き先は「ズーラシア」です。

 …なにそれ?
 横浜にある動物園だそうです。
 …えっ、横浜に動物園あったん?
 しかも家から約20kmと、御嶽の約1/3という超近場にあります。へえ〜、知らなんだですわ。

 動物は好きですが、動物園に行くのはいつ以来か記憶が定かではありません。確か、院生時代に天王寺動物園行ったっきりでは…。
 横浜みたいな大都会やったら人すごそうやなあと気が重かったんですが、実際行ってみると結構空いてて快適でした。

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 入口では、写真撮影のサービスやってました。持参のカメラでも撮ってくれるんですが、うちの奥さん記念写真(¥1,000-)も買ってました。

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ニックネーム ラナ父 at 01:07| Comment(4) | 【番外編】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【番外編】エクストレイルの修理

 先週ぶつけて壊してしまったエクストレイルのバンパーですが、自分で修理してみることにしました。
 ディーラーに頼んだら、バンパー丸ごと入れ替えで数万とか言われそうやし、エクストレイルのバンパーって、実は鋼鉄でなくてウレタン製なんで、パテ使ったら素人でも直せるかもと思ったのです。

 ということで、ウレタン補修用のエポキシパテをオートバックスで買ってきまして、破損箇所に塗りたくりました。

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ニックネーム ラナ父 at 00:41| Comment(0) | 【番外編】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月22日

29 めでたくショッキな週末(多摩川5)

水位:-2.43m(調布橋) 気温:3x℃(青梅) 天気:快晴
区間:御嶽苑地(放水口)〜寒山寺(交代)〜二俣尾 メンバー:花鳥、後輩1号、Y田さん、川太郎&川次郎(回送)


 探検部後輩(2コ下)のKさんがこのたびめでたく結婚されました。おめでとうございます。末永く幸せに〜。
 で、二次会に参加された花鳥と、同じく2コ下の後輩ミワdeathさんと合流してウチの近所で一緒に飲みました。花鳥さん、超アウェイでしたわ〜とボヤいていましたが、写真見せてもらった限りでは超楽しんでます。

 マリッジブルーになった花鳥はそのまま我が家で泊まられてラナの癒しを受け、今朝方一緒に御嶽に出発。
 現地で会社の先輩Y田さんと合流し、一緒に下りました。

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ニックネーム ラナ父 at 05:05| Comment(0) | 関東>多摩川(丹波川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月15日

28 ファミリーカヤック(南川1)

水位:0.95m(和多田) 気温:33℃(小浜) 天気:晴れ
区間:中名田橋〜中井橋(5.1km) メンバー:後輩1号、川太郎


 家族で南川を下ってきました。つい先日下ったばかりの丹生谷の南川(みながわ)と同じ表記ですが、こっちは嶺南若狭の南川(みなみがわ)です。あちらが人界から隔絶された山岳渓流なのに対し、こちらは里川で、ゆったりのんびり漕ぐのに向いています。

 はじめ、和多田の観測所が1m近いのを見て、すごい多いやんと思っていたんですが、現地に行ってみると超がつく渇水でした。台風4号来てたって聞いてたのに、おかしいなあ…。3年前、確か2回目に下った時の水量と同じ(当時は0.67m)かそれ以下。初めて下ったときは0.73mでスムーズに下れたんで、どうやら基準値が大幅に変わったか、もしくはまったく役立たないかどちらかでしょう。ダムがないので、おそらく「役立たない」ということはないとは思うのですが。

 もともとは子供たちを川から5分の場所にある義父母の別宅に預けて、嫁さんて久しぶりに一緒に下ろうなんて話していましたが、川太郎も2歳になってライジャケを着れるようになったし、ある程度意志の疎通もできるようになったんで、こういう川なら大丈夫かなと、連れて行ってみることにしました。
 ということで、ついにダウンリバーデビューです。

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ニックネーム ラナ父 at 07:34| Comment(4) | 北陸>南川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月12日

27-1 再会(穴内川1◆97)【四国の川第4弾】

水位:2.72m→2.69m(穴内川) 気温:30℃(本山) 天気:曇り時々晴れ
区間:道の駅大杉〜吉野川出合(6.9km) メンバー:KYOKOさん、にこちゃん、イケちゃん、M代君、AZMAX,UNKO-MAN,みさちゃん、友人夫妻、後輩1号&川太郎&川次郎(回送)、ゆかりん(回送)


 夜中になって雨はようやく降り止みました。
 道の駅大杉でそのまま朝を迎える。水位は2時の2.28m(大豊)、水量は3時の579トン(池田ダム流入量)をピークに減少へ転じていました。
 当初の計画では、水量次第では小歩危も検討するつもりでしたが、昨日時点の水量でもうムリやろと諦めており、さらに今日のコンディションだと大歩危すらカンニンしてほしいという気分です。
 どっかちょうどいい水量の支流でもないかねえと思案にくれていました。具体的な候補として考えていたのは、穴内川、立川川、汗見川、南小川です。
 いろいろ調べていると、この道の駅のすぐ目の前を流れる穴内川が比較的情報量も豊富で、レベル的にも最も良さそうです。ちなみに、ラフトカンパニーの中には、大歩危中止時の代替河川としてこの穴内川を利用しているところもありました。

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 穴内川は、高知県南国市と土佐町境に位置する笹ヶ峰(標高1,131m)を水源とし、国道32号線を沿うようにして大豊町を北上し、吉野川右岸に注ぐ吉野川水系の一級河川です。

 穴内川には現在、アッパー区間、ミドル区間、ロワー区間の3セクションが存在するそうです。ちなみに最難関はミドルらしい。

 昨日の午後に合流したUNKO-MANは、みさちゃんとその友人夫妻(初心者)を乗せてラフトで下る予定でした。場合によっては別行動という選択肢もあったんですが、メンバー的に大歩危はアカンやろということで、穴内川で考えているようです。

 9時過ぎにM代君が到着しました。「流の会」のメンバーで、珍しくダッキーにずっと乗り続けている方です。大会では毎回のように激戦を繰り広げてきた関係ですが、一緒にダウンリバーするのはなにげに今日が初めてかもしれません。
 100トンまでなら小歩危行きましょうとか言う猛者です。マジで勘弁してほしかったので、大幅にオーバーしてて本当に良かったです。ちなみにNKCの一部の人間からは、ある種の憎しみを伴いつつ「失禁」と呼ばれています。

 10時頃になって、KYOKOさんがやってきました。UNKO-MANと一緒に下る約束をしていたそうです。KYOKOさんとは、7年前に長良川で初めて出会って以来、何度かご一緒させていただいております。といっても転勤以降は一緒に漕ぐ機会に恵まれず、ちょうど3年前の中奥川(紀ノ川水系)が最後でしたかね。すごく久しぶりです。
 ちなみに、つい先月頃ここからかなり近い場所に引っ越されたようです。羨ましいなあ。また、私の目標でもある100本には昨年夏に到達されたようですが、その後も順調に積み重ね、いまや120本程度まで達しているようです。いやもう、離されることはあっても、追い付けることは未来永劫なさそうなくらいに突っ走られてます。

 KYOKOさんには、にこちゃん、イケちゃんが一緒でした。にこちゃんも最近移住したばかりです。カヤック始めて2年に満たないそうですが、密度と質が半端やないようで、結構な修羅場も経験してるらしい。イケちゃんはぱっと見いかにもラフトガイドっぼいんですが、実はカヤック初心者と聞いて驚きでした。ただし、穴内川は経験者だったりします。コアな客限定のラフトツアーに参加し、ここ道の駅より上流部(ミドル区間)から下ったことがあるそうで。いやー、濃いお三方ですね。

 その後遅れてみさちゃんの友人夫婦が加わり、ようやく全員が揃ったところで話し合い、穴内川ロワーコースを下ることに決定。カヤック3艇、ダッキー2艇、ラフト1艇の計6艇と10名という大所帯での出発となりました。

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ニックネーム ラナ父 at 08:09| Comment(0) | 四国>穴内川 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

27-2 癒し、のち爆裂(吉野川2)【四国の川第4弾】

水位:1.68m→1.63m(豊永) 参考水量:58.5t(早明浦ダム放流量),269.52t→255.59t(池田ダム流入量) 気温:30℃(本山) 天気:曇り時々晴れ 区間:穴内川出合〜豊永〜岩原(6.1km+4.1km)
メンバー:KYOKOさん、にこちゃん、M代君、I内さん、AZMAX,UNKO-MAN,みさちゃん友人夫妻、後輩1号&川太郎&川次郎(回送)、ゆかりん(回送)、みさちゃん(回送)

 吉野川は滔々と流れています。13年前(そういや当時はまだ徳島道も開通してなかった)に初めて訪れて以来、何十と下っていますが、実はまだ、大歩危小歩危以外の区間を下ったことがありませんでした。

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 吉野川といえば、大歩危小歩危の激流しかイメージできませんが、ここのような穏やかな一面もあります。というか、俯瞰してみれば、むしろこの穏やかな大河のイメージこそがメインの顔であり、むしろ大歩危小歩危のほうが特殊であることに気付かされます。

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 穏やかといっても、増水してますので、時々現れる瀬はフネが水浸しになるくらいのパワーがあります。ラフトもたくさん出ていました。この区間でもツアーやってるんですね。ちなみに大田口付近には小さな発電所がありました。これも今まで知りませんでした。

 リラックスムードで豊永大橋へ。まもなくゴールです。

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ニックネーム ラナ父 at 07:36| Comment(0) | 四国>吉野川(大歩危・小歩危) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月11日

26 禁句(吉野川1)【四国の川第3弾】

水位:0.80m→0.94m(豊永) 参考水量:58.60t(早明浦ダム放流量),70.55t→67.07t(池田ダム流入量) 気温:26℃(本山) 天気:曇り時々雨 区間:豊永〜まんなか(12.7km)
メンバー:AZMAX,ゆかりん(岩原まで)、後輩1号&川太郎&川次郎(回送)


 間違っても「僕、チンダツする人の気が知れませんわ」なんて言葉を発してはいけません。

 日本には古来より言霊信仰というのがあります。口から発した言葉は、現実のシステムに何らかの影響を及ぼすというやつです。病気と言ったら本当に病気になるとか、結婚式で忌み詞を喋ってはいけないというあれです。
 川の場合、川に対してナメた口をきいた奴は必ず報いを受けます。たぶん、川には神様がおはしまして、相応の罰を下されるからではないかと思います。

 「3シーズン、まったく脱してませんからね。もう、やり方忘れてしまいましたわ(笑)」

「うわ、そんなんよう言わんわ。花鳥が聞いたら激怒すんで〜。彼、カヤック歴10年以上やのに、この前も鬼怒川で泳いでたし。あ、その後JFKAの大会中に御嶽でもやらかしたらしいで」

「ええっ、そうなんすか? ちょっと考えられないすねー。ロールのセットした時、フネの底にあるほうの手が水面から出るまで待ってればいいんですよ。流水でも、10秒も待ってれば出るでしょ? 人間って、一分間息しなくても大丈夫なんすよ」

 おお、すごい自信や…。実際に脱してへんから一応スジは通ってるけど。まあ、面白いからそのままにしときましょう。禁忌を犯した輩の末路は決まっていますので(笑)。

 「そういや、ゆかりんの分のウェア持ってんの?」

 「持ってますよ。にじますカップのじゃんけん大会でもらったやつですわ」

 「てかさあ自分、さっきから気になってんやけど、なんなん、その昭和の香りがプンプンするスプレースカートは? 今どき蛍光のグリーンはさすがにないやろ?」

「これも大会で当てたんすよ。スピリットカップでしたかね」

 恐るべき強運野郎です。こいつ、ひょっとしてこの運の良さで乗り切ってしまうかも…。

 ゆかりんは川下りは久しぶりらしいです。吉野川も初めて。

 「昨日の海部川みたいにリンクスで一緒に下るのん?」

 「いやー、ラナ父さんに任せるのが一番安全ですわ。だから僕、カヤックで下ります」

 なんか以前にも聞いたような言葉やなあ。会長も同じ場面で同じこと言ってたような…。あの時は三段の瀬でヒロ姉落としちゃいましたけどね。

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ニックネーム ラナ父 at 09:04| Comment(6) | 四国>吉野川(大歩危・小歩危) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月10日

【番外編】海部川【四国の川第2弾】

水位:1.31m(神野) 気温:29℃(海陽) 天気:薄曇り
区間:皆ノ瀬橋〜神野橋(x.xkm) メンバー:AZMAX, ゆかりん、後輩1号


 夜中に目が覚めてしまい、テントから這い出て酒を飲んでいると、未明になってアズマックスとゆかりんがやってきました。久しぶり…でもないか。6月ににじますカップで会ったもんな。小一時間ほど談笑して、就寝。

 ふと目覚めると、いつの間にか雨が降り出していました。ああ、またかあ。一応フライシートは張っていましたが、サボってペグを打っていませんでした。そして、ラナもテントの外で繋いだままでした。
 面倒くさいけど、外に出て、雨に打たれながらペグを打ち込む。ラナはフライとテントの隙間に移動させました。

 憂鬱な気分で朝を迎えましたが、7時を過ぎると天気は持ち直し、晴れ間が覗いてきました。どうやら昨日と同じパターンです。何はともあれよかった、よかった。
 神野観測所水位は再び上昇に転じ、昨日とほぼ同じレベルに戻っていましたが、まあ問題ないでしょう。予定通り、海部川へ向かいました。昨日美那川を下った私は本日は奥様とチェンジして回送兼子守役です。

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ニックネーム ラナ父 at 09:28| Comment(0) | 【番外編】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月09日

25-1 冒険(南川1◆96)【四国の川第1弾】

水位:観測所なし(※) 気温:25℃(木頭) 天気:曇り 区間:美那川キャンプ村〜那賀川出合(5.9km) 所要時間:約110分(待ち30分含む) メンバー:後輩1号&川太郎&川次郎(回送)
※0.98m(名古ノ瀬;坂州木頭川),1.32m(神野;海部川)
 坂州木頭川は同水系ですが左支川、海部川は水源が近しいですが別水系


 目の前には透明度抜群の清流が流れていました。ただ、それは昨日までの話で、今朝のそれは、やや濁りが入り、流れはさらに勢い強くなっています。キャンプ場の看板には、川の名前は「美那川」と書かれています。ただ、地図上は「南川」と記載されているので美那川とはおそらく美称なんでしょう。

 南川(美那川)は、西又山(標高1,360m)を水源とし、旧木頭村内において蛇行を繰り返しながら北東へ流れ、畦ヶ野にて那賀川右岸に注ぐ那賀川水系の一級河川です(幹川流路延長16km,流域面積70.2ku)。源流域には、落差約30mの名瀑天霧の滝があります。

 関東地方では梅雨明け以降大して雨が降っていなかったので、四国も渇水と思い込んでいましたが、昨日美那川キャンプ村の管理人さんに聞いたところ、平水と比べて淵では約30cm,川幅の広い浅瀬では15cmほど増えているらしい。週に一度の割合で、まとまった雨が降っていたようです。
 それが、昨晩から一晩中降り続いた雨のおかげでさらに10〜20cm増水してしまいました。明け方になってようやく降り止んだものの、ところどころ晴れ間が覗いていますが、全体的にはまだ薄曇りで覆われています。管理人さんの話だと、天気予報では9時頃からまた降り出すと言っていたらしい。

 この丹生谷の地に初めて訪れたのは6年前の2004年の夏でした。那賀川本川にチャレンジしましたが、えらく増水していて予定区間の半分程度を下ったところ(南川橋)であえなく中断。3年前の2007年にも再訪し、那賀川本川と美那川に挑戦しようとしましたが、大雨に見舞われこれまた断念したという経緯があります。三度目となる今日は今度こそ、という思いが人一倍強くあります。

 当初の計画では、那賀川本川とここ美那川の両方を下るつもりでしたが、食事やら移動やら後々のことを考えると時間的におそらく1本しか下れないと思っておいたほうが良いでしょう。どちらを選ぶべきか、考え込みました。

 ◆選択肢A:那賀川(北川〜ごろごうち橋)
 6年前にすでに下見済み。車道から川相が事前に確認しやすいし、外部と連絡が取りやすいので、安心感がある。何より、6年前のリベンジが果たせる。

 ◆選択肢B:美那川(美那川キャンプ村〜ごろごうち橋)
 大部分が車道から見えない位置にあって事前の下見ができない上、携帯電話が圏外で外界から完全に隔絶されている点でよりハイリスク。そして、新規開拓96本目としてカウントできる。

 一言でいえば、那賀川は「リベンジ」、美那川は「冒険」を選ぶことになります。「リベンジ」と「冒険」、さあ、どっちを取ろう?

 熟考の末、選択したのはBの美那川でした。

 冒険とは、文字通りに解釈すれば、危険を冒すことです。『ウランのページ♪』など、先人の情報がいくつか存在しているので、情報面でまったくの白紙で臨むというわけではありませんが、「レベル4 上級者」向けといわれるグレードの面から考えると、わんこ連れ単独行で臨むことはかなりの危険を伴うと認識すべきでしょう。

 では具体的に、危険(=リスク)には例えばどのようなものが想定されるでしょう。

 @ポーテージルートが存在しない巨大な堰や滝に出くわす。
 A沈してボートやパドルを流失してしまう。
 Bラナや私が続行不可能なほどのケガをしてしまう。

 エスケイプポイントが限定されている上、外部との連絡手段を絶たれているので、@のレベルであっても、既に「遭難」に近しい危険水域に達してしまっていると言えます。したがって、そうならないためのリスクヘッジを施しておく必要があります。

 @については地形図で堰や滝がないことを確認済み。現地の下見ができないので不安は残りますが、先人の情報から見ても、おそらく存在しないと言ってよいでしょう。
 AとBは、@ほどではなくともそうなる可能性の高い場所(リカバリーできる瀞場がない長い瀬、また流速の強い岩絡みの瀬)では不用意に突っ込まずにポーテージを選択する、もしくはチキンルートを選ぶ。怪しげな場所は事前に上陸して下見し、都度判断していくしか方法はなさそうです。

 ここで問題になるのがその判断の精度ですが、これは川の流れを読み、自らの技量を把握した上で、流水の中で自分のフネがどう動くか想像する力の程度にかかっています。つまるところ、根本的なリスクとは、能力不足に伴う判断ミス、すなわち流れの読み間違いや技量の認識違い(過信)にあると言えそうです。
 これくらいの流量(20〜30トン?)の川は数多く経験しているので、自分の動きをちゃんとイメージできるはずだとは思うのですが、アンタならできる、もしくはムリと判定してくれる客観的な評価指標が存在しない以上、リスクをゼロにすることは不可能です。

 結局、リスクは潰し切れるものではなく、知識と経験に基づく想像力(シミュレーション力)という非常にあやふやなモノを頼りにこの渓谷に飛び込まなければなりません。ものすごく危険なこととは分かっているけど、そうは体験できない楽しみを味わえるということも知っています。だから何年漕いでても飽きないんですね。

 そういや、事前対策としてもう一件案出してました。
 一度渓谷内に入ってしまうと基本的に途中上陸は不可なんですが、美那川キャンプ村から約1.6km下流にある日早橋に入川道を見つけていました。おそらくは唯一の上陸ポイントかと思われます。念のため、ここでいったん陸上の嫁さんと合流して安否確認を取り、継続の是非を決めることにしました。
 前半がクリアできたからといって後半もクリアできるという保証はまったくありませんが、前半でNGが出るようなら後半も間違いなくNGといえます。核心部とは往々にして車道から見えない場所に位置しているので、おそらく核心部は後半部に位置している可能性が高いと読んでいたためです。

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ニックネーム ラナ父 at 00:19| Comment(0) | 四国>南川(美那川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする