2010年01月24日

2 僥倖(桂川2)

水位:1.13m(桂川強瀬) 1.72m(大月) 気温:10℃(大月) 天気:快晴
区間:舟場橋〜高月橋(約x.xkm) 所要時間:約3.0h メンバー:花鳥


 花鳥との待ち合わせ時間は10時半。先々週の漕ぎ初め時と同様、ロワーコースを漕ぐ予定でした。甲府南ICから中央道に乗り、大月ICを下りて、桂川沿いに下っていく。大月橋の上で信号待ちしていると、ふと違和感を覚えました。助手席の窓から垣間見える瀬が、何となく大きく見えるのです。運転席側を覗くと、逆光のため水面が照り輝いていて、これまたよく分かりません。再び助手席側を見ようとした時、あいにく信号が切り替わってしまいました。

 まさかなー…。桂川の水位は、とくに日頃からマメにチェックしているんですが、変動はなかったはずです。念のため再度確認しましたが、通常水位の1.13mのまま、やはり変化はありません。
 うーん、気のせいやったんか…? しかし、もしやと気になってしようがない。かといって、時間の余裕もない。しばらく天秤にかけましたが、もう一回ちゃんと確かめてみようという気持ちが勝りました。遅刻は必至ですが、謝って許してもらおう(笑)。

 高月橋を目指してUターン。
 果たして、水は、出てました。

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 この僥倖は、神様のくれたプレゼントに違いない。ソロで下りきる自信はありませんが、今日は花鳥が来てくれています。花鳥と二人なら、下れる。すぐさま、電話しました。時刻はいつの間にやら10時半。あっ、やべっ。

 「はい」
 うわ、声が重い。機嫌悪そー…。
 「あのさー、今上流におんねんけど、どうも放流してるみたいやから、今日はアッパーコースにせえへん?」
 「ええー?僕、もう用意終わってゴール地点で待ってるんですよ」
 やっぱり食いつきが悪い。が、ここで諦めるわけにはいきません。
 「せやけど、こんなチャンスはもうないで。水出んのって年に2回だけなんやで!」
 「うーん…、じゃあ、どこ行けばいいんですか?」
 やった!

 プットイン地点は、前回同様舟渡橋から。ラナもまた前回同様、ハラキリ以降に一緒に下ることにしたため、ハラキリで一旦テイクアウト。その後、高月橋まで再度回送するという二回体制で臨みました。

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ニックネーム ラナ父 at 23:04| Comment(4) | 甲信越>桂川(相模川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【下見編】甲州探訪〜その3<早川>

水位:-0.58m(早川三里) 気温:-3℃ 天気:快晴
区間:奈良田湖(西山ダム)〜早川橋(約x.xkm) メンバー:ソロ

 起床は7時でした。やべえ、寝坊してもた…。ラナにごはんをあげて、顔洗って、コンビニで朝食を済ませるともう7時半近い。

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 昨晩、花鳥から電話がありました。元々今週末は仕事で無理と言っていたのに、何だかんだで一緒に下ってくれるらしい。うーん、いい奴だわ。いくつかやり取りした結果、10時半に桂川ロワーのゴール地点に集合で決まりました。ここから現地までは2時間程度かかると見て、最終8時半には発たなければなりません。となると…、うわー、残りあと1時間しかない!

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 甲州探訪第三弾は、早川です。
 早川は…、身延町で富士川に注ぐ、富士川水系の一級河川です。奈良田湖(西山ダム)までの区間は野呂川とも呼ばれています。

 水源は南アルプス。これは期待できると思っていました。予測は半分当たり、半分外れ。川の規模は予想以上でしたが、広大な川原を流れる川筋は、悲しいまでに細い。どうやら秩父荒川上流や桂川のように、発電目的で抜かれまくっているようです。

 形状・渓流
 規模・大
 当日水量・2
 透明度・2

 持ち時間はたったの1時間なのに、下見距離は30km以上あったため、自ずと内容が粗くならざるを得ませんでした。その前提での印象ですが、中流部から徐々に渓流相に変化。規模から考えて、増水時はとんでもない川に化けそうです。レベルが高すぎて手が出ないかもしれません。

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 奈良田湖から上流区間、野呂川の白鳳渓谷も見学予定でしたが、時間がなく、路面もバリバリに凍結していたのでここで中断することにしました
 ちなみにこの奈良田湖ですが、南アルプス登山道の入口に当たるようで、農鳥岳の山小屋でバイト経験のある嫁さんにとって思い出深い土地らしいです。近くには西山温泉と温泉宿があるので、単純に旅行で訪れてみるのもいいかなと思いました。

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 ※水位観測所の位置:早川町新倉

ニックネーム ラナ父 at 22:57| Comment(0) | 【下見編】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月23日

【下見編】甲州探訪〜その2<御嶽昇仙峡>

水位:0.74m(荒川) 気温:7℃(甲府) 天気:快晴
区間:仙娥滝〜御嶽昇仙峡入口(約x.xkm) メンバー:ソロ

 道志から都留へ山越え。意外にも道がキレイでスムーズに移動できました。都留IC付近には桂川が流れていますので、ちょっとだけ寄り道して川を覗き込む。ギリギリ下れるかどうかという水量です。ダウンリバーのフィールドとしては、川茂〜駒沢の通称「アッパー」、猿橋〜四方津の通称「ロワー」が知られていますが、ひょっとしたら川茂堰堤上流部にも掘り出し物があるかもしれません。昨年末のような期間限定放流を、こっちでもやってるかもしれませんしね。今回は予定に入れてませんでしたが、また機会があれば時間を作って訪問してみたいと思います。

 再び中央道へ。下りたのは甲府昭和IC。「昇仙峡」の表示に導かれ、ICから約30分で目的地に到着。

 第二弾は、荒川御嶽昇仙峡です。

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 パドラーにとって、御嶽といえば多摩川ですが、ここの河川名前は荒川。「荒川の御嶽」です。でもって、御嶽なのに長瀞橋なんて場所もあります。なんか、面白いですね。

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 荒川は、…笛吹川に注ぐ富士川水系の一級河川です。御嶽昇仙峡は、「平成百景」(平成21年)全国2位にも選ばれています。

 季節はずれもいいところなのと、日没間近の時間帯ということで、観光客は誰もいませんでした。下見結果は次の通りです。

 形状:渓流
 規模:小
 当日水量:2
 透明度:3

 全国2位の地位は伊達ではなく、これ以上なく雄々しい迫力を持った峡谷ですが、川の規模自体は思っていたほど大きくありませんでした。

 昇仙峡の上流部に位置する荒川ダム(湖)は、インターネットで流入・流出量のデータを確認できます。帰宅して調べたところ、流入・流出量共に0.38トンでした。少ないですね。

 川相ですが、巨岩が点在し、シーブが散見されます。下るのはリスクが高そう。危険部はポーテージして、やってやれないことはなさそうですが、一般の観光客と同じように道から眺めて楽しむだけにとどめておいた方が無難かなあ。景勝地としてはSクラスですが、下る候補としてはビミョーというのが感想です。

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 ちょうど仙娥滝に下りたところで日没を迎えました。

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 当初はこの付近でキャンプしようと考えていましたが、人影がないとはいえ、観光地の中心というのは何となく居心地が良くない。かといって山を下りれば市街地で、これまた落ち着かない。結局、次の目的地から最寄りの道の駅で車中泊しようと思い定めました。
 次の行き先は、ここから南西に位置する身延町。最寄りの道の駅は「富士川クラフトパーク」。カーナビで簡単に検索できます。いやー便利な世の中になったもんですわ。
 ただ、ラジオで流れてた天気予報によると、明日の最低気温は甲府市で氷点下6℃らしい。どうやら今夜は安眠は望めそうにないようですね…。

 ※水位観測所の位置:甲府市飯田

ニックネーム ラナ父 at 22:47| Comment(0) | 【下見編】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【下見編】甲州探訪〜その1<道志川>

水位:道志川大山橋:0.06m 気温:8℃(大月) 天気:快晴
区間:道志ダム〜道の駅どうし(約x.xkm) メンバー:ソロ

 今週末は川の下見にあてることにしました。掃除やら洗濯やら雑用をこなし、行き先候補の情報を整理していると、あっという間にお昼近くになり、慌ただしく出立。ちなみに先週、嫁さんが実家に帰ってしまったので、今回のお供はラナだけです。

 行きたい場所は多々ありますが、まずはお隣の甲州へ向かいました。中央道相模湖東ICから南へ山一つ越えると、最初の目的地、道志村に到着。
 甲州探訪、第一弾は、道志川。

 道志川は、山伏峠(1,120m)を水源とし、…相模川水系の一級河川です。かつて世界中の船乗りに「赤道を越えても腐らない水」と称賛されたと言われています。

 下見で得られた情報を整理すると、こんな感じになります。

 形状:渓流
 規模:中
 当日水量:2
 透明度:4

 川の規模は、秋川や日原川と同じくらい。水量も似た感じで、少し増えれば下れるレベル。村の東部は道志渓谷と呼ばれる深い渓を成し、かなり好みの川相です。どうも、いきなり「当たり」っぽいですね。
 気になったのは、キャンプ場がやたら多いのと(キャンプ場銀座)、桂川同様にヤマメ、鮎釣り時期は大いに賑わうらしいので、シーズン中は慎重に行動する必要がありそうです。

◆川地図

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 「水源の森公園」付近から上流は道路と川の高低差がなくなってきて、里川の風情が漂います。単調なザラ瀬続きですが、増えればそれなりに面白そう。

 道の駅どうしで「ふるさとうどん」を注文。
 注文してから、しまった!と後悔しました。そういや、関東のうどんはクソまずいのを忘れてました。しかし、実際に出てきたのはうどんというより、むしろそばっぽい緑色をした細麺。名物「クレソン」が練りこまれているようです。外食続きで荒れ気味だった胃に優しく、冷えた体もすっかり温まりました。

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ニックネーム ラナ父 at 22:38| Comment(0) | 【下見編】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月10日

1 こぎぞめ(桂川1)

水位:1.72m(大月) 気温:9℃(大月) 天気:快晴
区間:キャンプ場手前〜桂川清流センター メンバー:花鳥、後輩1号&川太郎(回送)

 ようやく漕ぎ初めの儀を執り行うことができました。
 金曜日の晩、花鳥の予定を聞こうと電話しましたが、まるで会話になりませんでした。

 「なー、連休、川行けそうなん?」
 「えー、ここどこです?…うわー、守谷まで来てモータ…」
 「えっ、電車乗り過ごしたん?ってゆうか、守谷ってどこ?」
 「とりあえず僕、明日は絶対無理ですわ」
 「えらい酔ってんなー。あー、明日仕事なん?」
 「なんしか、ブログ早くアップしてくださいよ。僕帰ってまだしてなかったら、『死ねっ』て言いますよ!」

 酔い過ぎやろ…。人のこと言えんけど…。

 そんな支離滅裂な会話を経て、本日日曜日に「ともだち」に会いにやってきました。初舞台は、桂川です。寒風吹きすさぶ大晦日の漕ぎ納めに比べれば今日の天気は天と地の開きがあります。しかし、渇水です。去年の暮れ、ずっとキープし続けていた1.7m後半からさらに低下し、1.72mまで下がってしまいました。おそらく、これが最低水位かと思われます。去年は確か1.34mだったような気がしますので、同水量で38cmの差が生じていると推測できますね。

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 ダウンリバーには厳しいと見て、コースはベリーショートに設定。キャンプ場の瀬のすぐ上からプットインです。

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 消失してしまってないか危惧していた「ともだち」ですが、静かに待っていてくれていました。

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 ただ、この水位ではボートを回すと岩に当たるようで、カート系の技は残念ながら使えないようです。



 まあ、ダッキーの私はスピンしかできないのであまり関係ありませんが。花鳥も珍しく、ダッキーに乗ってグルグル回してました。



 御嶽に比べ、桂川は全体的に薄暗く、物寂しい雰囲気が漂っていますが、ここ「ともだち」は陽が射し込む場所にあって(まっすぐ東に流れているためと思います)、気持ちよく遊べました。

ニックネーム ラナ父 at 22:27| Comment(0) | 甲信越>桂川(相模川) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月01日

【番外編】お正月の過ごし方

 目覚めはシュラフの中。昨晩大量に食べたうまい棒のせいで、やけに口の中が気持ち悪い。卓上にあったペットボトルの水を飲んで一息つく。周りには会長、ブッシュ、けんぼーが同じくシュラフにくるまって転がっていますが、花鳥がいない。半ば開かれたままの引き戸の向こうに玄関に目をやると、ラナが丸くなっている脇に一人、転がっているのが見えました。どうやら、ラナに添い寝してくれたようです。しかも、玄関にもエアコンの暖気が入るように戸を開けたままにして…。

 新年の挨拶を済ませてから発とうと思いましたが、全員深い眠りに落ちていて、目を覚ます気配がありません。仕方なく彼らをそのままに、ラナと外に出る。夜は白み始めたばかりで、雪が舞い散っていました。
 妻の実家への帰宅リミットは、13時でした。NKCの面々と一緒に下ると門限には間に合いそうにありません。かといって、せっかく奈良吉野の地まで来て、漕がずに帰るのはあまりに忍びないので、どこか一人で短時間漕いでから帰ろうと考えていました。

 短距離もしくはスポットで、存分に楽しめる場所はと考えを巡らせると、中奥川の名前が閃きました。漕ぎ初めの舞台として、申し分ありません。しかし、密かに不安に感じていたことは、川上村に入った瞬間に現実として目の前に立ち立ちはだかりました。
 白銀の世界。幹線道路である国道169号線すら、冠雪しています。目的地までは、あと約10km。先日ラゲージに積んだばかりのチェーンを履いて、強引にでも突き進むか、それとも潔く諦めるか。路側帯に停車して、しばらく思案しましたが、撤退を選択しました。

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 近くには、前から下ってみたかった高見川が流れています。残り時間を下見に充てるのも一つですが、何やらモチベーションが急激に萎んでいまい、妻の実家へまっすぐ帰ることにしました。
 大阪府に入ると、立ち込めていた暗雲は嘘みたいに消え去り、澄み渡る晴天が広がっていました。比較的雪の多い兵庫県三田市に入ってさえ同じで、つい2時間前に雪道を恐る恐る走っていたのが夢幻のようです。縁がなかったなあと。そう言い聞かせて、川太郎とラナと公園に散歩に行ったのでありました。

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 とこた!(「とり」の意味)

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ニックネーム ラナ父 at 22:02| Comment(2) | 【番外編】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする